記事タイトル「謎の老女が事故を予言した?」 鹿児島県在住の女性(22)は25日、交際相手の男性(25)に会うため事故を起こした快速電車に乗っていたが、オーバーランした伊丹駅の手前で「この電車には乗ってはいけない」と叫ぶ50〜70歳代の老婆に腕を引っ張られ、電車から引きずり降ろされた。
「携帯電話の電源も切りなさい」と言われたため従ったが、ホームで事故のアナウンスを聞いて振り返ると、すでに老女の姿は消えていたという。その後、女性は老女が自分を事故から救ってくれたと考え警察に「探してくだ然さい」とお願いしているという。

この情報だけ見ると確かにミステリアスでドラマチックで、まるで何かの奇跡のようですけど、細かく見ていくと微妙に整合性が取れていないんですよね。
老婆が本当にそれを予言して誰かを救いたいのであれば、この女性だけじゃなく他の乗客も下ろすべきでしょう。それに「携帯電話の電源も切りなさい」のくだりは全く関係ありません。
となると、「どちらかと言えば電車内で電話で喋っていてうるさいから引きずり下ろされた人がケガの功名でたまたま助かった」と考えた方が自然じゃないでしょうか。老婆はそのまま電車に乗り続けたので振り向いたらいなかった、という解釈はいかがでしょう?