北海道で熊が出た。

猟友会がクマを殺すまでに1週間かかった。
なぜなら撃ち殺したくなかったから。
最初は空砲でなんとか山に帰そうとした。
しかし、あるきっかけで弾を実弾に変えることになる。

そのきっかけは熊が農作物(とうもろこし)を食べたことが確認されたから。

熊は人間の食べ物を一度でも食べたら山のものには戻れないというのは北海道では常識で、それが空砲を捨てて実弾を込めるタイミングなのだ。

猟友会もため息と共に目の色を変えることになる。
山に戻らないと里に降りてくるしかない、里には子供もいるからだ。

熊を守るための空砲が実弾になるというのは
熊を守るから子供や地域を守るに目的が変わることを意味する。

熊が山を降りるきっかけになることの大半は、人が山に残したり捨てたりした食べ物を食べてしまい、もう山に戻ることが出来なくなってしまった熊がほとんどなんだそうだ。