今日、生まれて初めて銀行カードを無くしました。
お昼頃、カードがないことに気がつき、家中をさばくり返します。財布を持ち出した記憶を順番に辿って、その時の服装や荷物を全てひっくり返すもカードは見つからず。

これはカード止めるしかねぇ笑 Amazon、ネット、携帯もNetflixも全部カード繋ぎ直すしかないんか...死ぬ程めんどい...

ここで3日前に銀行へ行ったことを思い出します。銀行にすっ飛んで行くと、列を作って待っている人が5人。受付は1人しかいないので、これが全く進みません。

いつまで待たせるんだ、という気持ちが湧いてきます。カードが忘れてあったかどうか聞きたいだけなのに・・・
耳に聞こえることから2人前の人が新規口座開設を始めたことがわかり苛立ちがさらに高まります。

すると前に並んでいた老人が私の様子に気がつき、
「 どうぞ、お先に。急いでるんでしょう」
と言ってくれます。
「ありがとうございます!」
そして1人分早く自分の番になり窓口に噛み付くように言いました。
「すみません、3日前にATMでカードを忘れたかもしれないんですが、黒色のカード、ありませんでしたか?」
「確認しますね…あ、これですか?」
「それです、ありました!本当にありがとうございます!」
「身分証のコピーと必要書類を用意しますので、あちらでお待ちください」

手続きの間、さっきの自分の番を譲ってくた老人が窓口でカードをなくして探しているやりとりが耳に入ってきた。
老人も私と同じ状況だったことに顔が赤くなった。